MENU

特集コラム

Column

#6:『ヴォイスの原動力』講師勉強会 ~福岡本校~

2017.5.16 / 特集コラム

 

音楽塾ヴォイスでは一人でも多くの生徒さんの成長のために、西尾芳彦塾長による講師陣との勉強会を定期的に実施しています。今回は2017年4月にヴォイス福岡本校にて実施された勉強会に参加した福岡本校の講師4名から感想を聞きました。
※当日はGavin DeGrawの「Best I Ever Had」、「Heartbreak」、「Every Little Bit」を題材にレクチャーが行われました。

城本祥恵
「入れたものしか出てこない。」
「理論も大事だが、同じくらい楽器を持って良い曲の匂い、流れ、つながりの良さ、バランス、タイミングなど隅々までしっかり感じながら、吸収する事が大切だ。」
「この3音に、これだけかっこいいメロディ乗せれるか?そもそも、これを弾きながらこのタイミングで歌えるか?」
出来ない。これが今の自分にまだまだ足りない部分だなと思いました。昔より、勉強して知識も増え、作戦を立てて考えて作っているはずなのに、納得いくものが出来ず、がっかりする日がもうずっと続いていた。考えてみれば、確かに昔より完璧を目指してカバーする事が少なくなっているのではないか。。。。。実際に出来ないものが、出てくるはずないのだ。と思いました。西尾先生と一緒に曲を聴くと、一人で聴く以上に感動したり、ワクワクしたりして、忘れかけてた感覚を思い出しました。先生が出すメロディは、一個一個かっこよくて、元々持ってるセンスが違うだなんて、西尾先生の曲への向き合い方を見たら、自分の努力の足りなさが良く分かりますし、まだまだやれる事がある。羨ましがってばかりいるのでなく、まずはやってから、それから決めようと思いました。例えば夜中眠たい時にも、流れたら思わず身体が乗ってしまう、自分もそうやって心を揺さぶられたような、そんな創り手になりたい。

そして他の先生方のメロディを聴けたのも、刺激になりました。
もうほんとに、物凄く悔しかったです!

曲作りだけでなく、レッスンでの生徒さんとの向き合い方、内容も見直したい。
また一から頑張ろう!と思いました。

岩下ケイスケ
プッチンプリン。
時々食べては、”昔から変わらないな”なんて思ってしまう、、、
が実は、時代に合わせて味を変化させているらしい。約15年程前の懐かしさを感じた日、4月14日金曜日、西尾先生と講師陣が集まっての勉強会。
昔生徒だった時代、西尾先生のレッスンを受けていた頃と同じような空気でした。音楽塾ヴォイスのwar room。
課題曲はgavin DeGrawのBest I Ever Had、Heartbreak、 Every Little Bitの3曲。
どれも西尾先生好みの少し泥臭い男らしいロックポップでカッコイイ!西尾先生と講師4人でテーブルを囲み、日常のレッスンとはまた少し違う雰囲気と、この後にある自作メロディの発表会に講師全員にピリッとした緊張感がありました。始まってみると”勉強会”という硬いイメージとは違い、gavin DeGrawの楽曲を聴きながら、テクニックや引き出しにあーだこーだ言いながら音楽談義に花を咲かす、音楽オタク達の会でした。
これがエネルギーになる!絶対に必要な時間だ。この空気、昔から変わらない味がヴォイスにあり、時代に合わせて変化して行く。
そうあれたらいいなと思いました。
鉄川彩美
いつもは講師という立場にありますが、同じ講師の集まりの中での勉強会は気が引き締まります。

勿論、レッスンでもそれ以上の緊張感を持ちどのように生徒さんに伝えようか等考えていますが、同じ目線に立っての勉強会という良い意味でのプレッシャーは、とても貴重な機会で嬉しく思います。

生徒さんと同じ気持ちになり、師弟関係での緊張感はいつになっても変わらないと思います。

勉強会だけではなく、前準備や自主勉強会をこれからも取り組んでいきたいと思います。

坂本俊樹
今回の西尾先生との勉強会ではGavin DeGrawの『Every Little bit』『Heartbreak』『Best I Ever』の三曲を参考にメロディを考えて来る、という課題があらかじめ出されていました。

まず、3曲を分析してみていずれもメロディがカッコよく、リズム的な特徴のある要素を含んでいたり、裏の取り方が気持ち良かったりとメロディの性質の勉強になりました。

パっと聴いた感じ難しそうなイメージでしたが、いざコードを拾っていくとコードはシンプルで尚且つ進行もリピートが多くこの時点で課題曲作りは『コード進行リピートでメロディはリズム的』をテーマとしそれでもって1番ノリのいい『Best I Ever』を参考にしてみようと思いました。

勉強会では課題曲の発表前に、西尾先生が実際に曲のフレーズ毎にギターを弾きながらメロディの乗せ方、構成の繋がりを要所要所に分析してくれ、僕達にアウトプットしてくれました。自分には見えていない細かい部分に着目して分析しておられ、とても今後の分析力の幅を広げるきっかけになりました。

分析レクチャー中に『なるほどー』『おおー凄い』などの感情が心の中で出ていたのですが、それ以上に
西尾先生が『悔しいなー』『俺には出てこないなー』と音楽を始めたばかりの少年の様に分析されていて、沢山の曲を世に出しているにも関わらず今でも純粋に音楽と向き合っている姿にとても親近感が湧きました。

同時に『こんなメロディ出てこない』で終わらせずに『何故こんなメロディが出てこないのか?』『どうするべきか?』今は出て来なくても将来必ず出て来る瞬間のために『何十回、何百回も弾き語りで身体に染み込ませる』という西尾先生の言葉からは探究心と努力という精神的な部分も刺激を受けました。

そして意気込んだ曲発表では、自分なりに参考曲に寄せたつもりでいましたが西尾先生から(テンポ、メロディで)アドバイスと修正案を提示頂き、引き出しの差を実感しました。

今回の勉強会はヴォイスのあるべき音楽への姿勢と生徒目線の講師としての姿勢を西尾先生から再認識させられました。今回学んだことを、そのまま生徒さんにも共有して行こうと思います。

特集コラム一覧へ