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Column

#8 『何年経っても色褪せない曲』講師勉強会 ~福岡本校~

2017.7.28 / 特集コラム

音楽塾ヴォイスでは西尾芳彦塾長による講師陣との勉強会を定期的に実施しています。
前回の2017年4月に続き7月にヴォイス福岡本校にて実施された勉強会。

今回は福岡本校の講師2名から伺った感想を掲載します 。
※当日はスピッツさんの「メモリーズ・カスタム」、「Je t’aime」、「ホタル」を題材に「色褪せない楽曲とは?」をテーマに分析レクチャーが行われました。

中村愛莉
2017年7月 西尾先生の勉強会。
課題曲は結成30周年を迎えるスピッツさんの3曲。
私が小学校の頃何気なく聴いていた曲。
当時、音楽をまだ何もわからない私に心地よいメロディー、曲の匂い、感情をくすぐられる感覚を与えてくれたのを覚えています。
どの曲にも共通すること、それは「シンプル」。
「Aメロを1コードで成立できる力があるか?」「Aメロからサビへの落差」「少ないコードでシンプルに、切なさだったり、温かくなったり、おどけてみせたり」「メロディー、モチーフの細かい差別化」など様々な分析・考察をしました。

西尾先生は「1曲につき500回以上」は今まで聴いていた。

良い曲は何回聴いても飽きない、楽曲の隅々まで徹底的に検証を重ねていく作業とその力量。それが私には足りていない。
その覚悟もなく、まだまだ出来ていない自分がただただ悔しかったです。
30年前から変わらないスピッツ。
「PVも雰囲気は変わらず、見た目の変化も年齢を重ねてきて逆に深みのある良い顔になってきたんじゃないかな。そして今もその形を維持して走り続けている強さはものすごいことなんだ!」と。

課題曲の3曲はすべて2部構成で、その中での多くの引き出しを西尾先生に教えて頂きました。
楽曲を分析して行くに至って、みんなで共有することが夢のようで楽しくてあっという間でした。

ヴォイスが掲げる「何年経っても色褪せない曲」
少しでも近づけれるよう生徒さんたちと一緒に日々精進していきます!

今村優司
今回、講師勉強会で取り上げられたスピッツさんの3曲「メモリーズ・カスタム」、「Je t’aime」、「ホタル」は全て違う曲調でした。
3曲ともタイプが全然違っていて曲作りにおいての幅広さを思い知りました。
すべて使っているコード進行はとてもシンプルなものでした。

西尾先生が分析を解説して下さり、メロディの組み立て方、メロディの印象をガラッと変える事の大切さ等を教えて頂きました。

「自分だったら思い付かないなー。」「凄いなー。」と純粋に感動されていて、西尾先生の日々勉強だという姿勢や探究心には驚かされました。

「Je t’aime」にコードなりのメロディを乗せて見るとどうなるか、またフォークソングっぽくするとどうなるか等、様々な視点からコードとメロディの関係を分析されていました。

メロディやコードの印象を具体的に例えてみたり、色々な視点で楽曲分析をする事の大切さを改めて知る事が出来ました。

今回教えて頂いた事をしっかりと自分の中に取り込み、生徒さん1人1人に寄り添うレッスンが出来るようしっかりと取り組んでいきたいと思います。

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